暴露
結婚生活後半・・・
自分以外の人を悪者にして、
自分を守ることが精一杯だった。
悪者第一は夫、第二は夫の両親。
こんな息子なら、親も親だ!
言わずもがな、両親にはなかなか言えないし、
そのときその場で自分の気持ちを表出できず、
いつも、もやもやしていた。
あんなに嫌っていた自分の父母がまともに見えた。
ただ、父母に、結婚生活がつらい
という気持ちを伝えることはできなかった。
父母はそんなこと思っていなかったのかもしれないけれど、
自分は「親に相談なんてできない」とか、
自分一人で人生を切り開いていくしかない、と思い込んでいた。
離婚を決めたときも一人で、
引っ越しや住所変更の手続きをした。
親権を自分側にする手続きも抜かりなく行った。
息子の保育園入園も自分一人で準備した。
離婚してからの、経済問題やらひとり親ならではの悩みやら、
心配がなかったわけではないが、
スッキリして楽しくなることばかり考えていた。
恋話
私には12年に一度、モテ期のようなものが訪れる。
以前の職場で知り合った5才年上の人、
馴染みの店舗の店員さん、必ず2名以上は現れる、
その時感じた『運命の人』。
出会ってお互いアイコンタクトが取れたはずなのに、
気持ちを確認するかしないかいかないところで、
心のブレーキが発動し、自分から連絡を絶ったりした。
その節はごめんなさい。
本当にご縁がなかったかもしれないけれど、
スーッと燃え盛る火が消えてしまうのが悪いクセ。
目に見えないこころのブロックは、
恋愛にまで影響していた。