嫌いだった父のこと
父のことを嫌っていた。
4~5才の頃、魚の骨が喉に刺さってしまい、
母の介抱を受けていたが、
父は私に、「死んでしまえ」と暴言を吐いた。
父とはあんまりしゃべった記憶がない。
正確には、しゃべるのを避けていた
・・・お互いに。
避けたかった父のこと
父は、私の遊び仲間のことを、
「その人はどうなんだ」と見定めるようなところがあった。
その人と名字が同じだったりすると、
「○○さんと同じ名字だからどうなのか」
となんでか関連付けるクセがあった。
大人になってからの話題は『車』か『運転技術』のこと。
もう一つ、私のやることなすこと
「大丈夫か?」というクセもあった。
「大丈夫か?」と言われると、
私、「大丈夫だよ!」と反発してしまう。
結果、父の機嫌を損ねてしまっていた。
めんどくさいから、近寄りたくなかった。
こんな私(長女)だから父も寄り付かず、
猜疑心を持たない妹(次女)のことを普通以上にかわいがっていたんだと思う。
家の中の人間関係も断絶感があり、私は孤立していた。